【追記あり】少しずつ開きながら変わっていき矢が引き絞られる

こんにちは。あんとす堂です。

いつもTwitterやブログをご覧くださりありがとうございます。

季節はすこしずつ、秋から冬へ。

関東では冬の足音がすこし聴こえてきたかな、という感じですが、北の方ではもう冬がやってきているかもしれませんね。


約一ヶ月後にはもう2023年。

終わりとはじまりのはざまにいるこの時期は

どんな風に過ごしてゆくとよいでしょうか。


このページをご覧くださった方へ向けて、今回も「よりハッピーになるために」という観点からタロットメッセージを引いてみました。


“このページを見たときがタイミング”として受け取っていただけましたら幸いです。


タロットメッセージ

「より幸せになるために、この時期、どんなことを大切にして過ごすとよいですか。」




この時期は

「開きながら変わっていくこと」

を楽しんでみて。


他者に向けて自分を開き、

未来に対して自分の心を開いていく。


開き方はいろいろあるけれど

今この時期は

「気楽さ、楽しさ、面白さ、可愛さ」

をわかちあったり

「こんなだったら素敵だよね」と

ときめく未来図に心を寄せてみるとよいみたい。


思わず笑顔になってしまうようなことを

ほわほわと味わうことを意識してみてほしい。


本当は立ち向かわなければならない

課題や挑戦が待っていて

あなたは山を目の前にして

どうしたら立ち向かえるだろう

越えていけるだろうと

逡巡しているところかもしれない。


今、有効なその手がかりは

「少しずつ開きながら変わっていくこと」。


ちょうどメッセージを紡ぎながらそんなことを考えていたときに手元にやってきた一冊の本があって、開いてみたら今回のメッセージのヒントになりそうなので引用してみたいと思います。

人にしろ物にしろ、変化が起きるとき、閉じながら変わっていく場合と、開きながら変わっていく場合がある。

細胞が減数分裂を起こすとき、いったん細胞膜は閉じて、内外の物質交換を停止するのだと、ずっと前に昔に教わった記憶がある。変わるときというのは、変化にほとんどのエネルギーを費やさなければならない。そのため、外からの攻撃に対しては無防備になる。外敵が来ればたちどころにやられてしまう。ヴァルネラブル(脆弱)な状態である。だから、変わるときには閉じなければいけないのだ。さなぎが蝶になるとき、繭にこもらなければならないように。そんな主旨だったように思う。

(中略)

外からのインプットを排除して繭の中にこもる。そんなときにこそ中でなにかが醸成していたり、励起状態になっていって、まもなく鮮烈な化学反応が起き、新しいものが生まれてくるかもしれない。

(中略)

開きながら変わっていくというのは、それに比べてわかりやすい。だれかと出会う、どこかに出かける、新しい学校や職場に入っていく、異国に住む、これまでしたことのない体験にチャレンジしてみる。そんなとき、人は開かれている。異質なものが自分の中に入り込み、同時に自分の中からなにかが出ていき、つながりが生まれ、心身を構成する要素が入れ替わり、構成を変えていく

(『傷を愛せるか 増補新版』宮地尚子 p62、p63、p64より部分抜粋)

この本の著者、宮地尚子さんはトラウマやジェンダーの研究を続けている精神科医の方です。専門書ではなくエッセイ本で、日々の出来事や旅先や見た映画などについて宮地さんの柔らかな心の動きのままに綴られています。(個人的には、内なる海という映画についてのエッセイが本当に素晴らしかったです。登場人物の関係性や心情の掬い取り方が流石だなと感じ入りました)

宮地尚子さんの書かれている「開きながら変わっていく」ことの描写は、占星術的には射手座双子座軸のエネルギーにぴったり当てはまるなぁなんて思いました。

カードを引いたのは11月6日だというのに、ようやくメッセージを文章化できたのは11月24日。折しも射手座新月。今回のメッセージの内容にふさわしい射手座新月のエネルギーに乗せてこの文章を綴ることが出来たのは、ちょうどよいタイミングだったかもしれません。


繭といえば、私の営む本屋でちょうど先月末開催された展示のタイトルが『繭の森・Ⅲ 掌の月』で、個人的にはそのことにも思いを馳せました。

展示作家yukaneさんによるとⅠ・Ⅱ・Ⅲと続いてきた「繭の森」シリーズはⅢで完了したとのこと。

そのことと今回のタロットメッセージに絡めたとき、「閉じて変わる」フェーズから「開きながら変わる」フェーズへの移り変わりなんだなぁということも感じました。

こうした一連の流れにフラワーエッセンスを絡めてみた場合、フラワーエッセンス的には「閉じながら変わる」のをサポートしてくれるエッセンスとしては、ウォルナットがまず代表的なものとして挙げられます。


では「開きながら変わる」のをサポートしてくれるのはどんなフラワーエッセンスなのか。気になるところですよね。

今回のタロットでは、メッセージの補足として「女帝」のカードが出ているので楽しむ、喜ぶ、可愛がるといった金星的な要素が色濃く出ていました。

この要素を味わったり体現するのを易々とできるか、葛藤や抵抗や障害があるかは個人差があり、もし後者である場合はその部分をサポートするエッセンスをさらに探っていく場合もあります。

もう少し構造的にざっくり見ていくとすれば、金星のエネルギーを体現しているバラ科の植物、とくに「ワイルドローズ」のエッセンスも適していると思われます。

メッセージを実践していくとどうなるかという部分に「ワンド5」「ワンド7」といった情熱やエネルギーが盛んな火のエレメントのカードが出ていることからも、ワイルドローズの持つポジティブな性質が感じられます。



数秘的には、カップ3、女帝Ⅲ、世界X XⅠと、主要メッセージのところに「3」のカードが3回続いています。


これはかなりわかりやすい3の要素の強調として捉えることができます。

楽しさ、気軽な自己表現、気の合う仲間たち、楽天性、発展性、双極・対極を統合して創造されるもの...etc.

この時期は、気負わず、背負いすぎず、思い詰めずに、くだらないことをわちゃわちゃ言い合って笑える仲間だったり時間だったり、心が軽くなるような、弾むような自分なりの楽しみのツボを押してみてください。突破せねばー!と拳を握らなくても大丈夫。小さな子が蝶々を追いかけるみたいに、興味を持ったもの、心惹かれたものだけ追ってみてください。


2022.11.29追記↓


神田橋語録

http://hatakoshi-mhc.jp/kandabasi_goroku.pdf


波多腰心療クリニックの波多腰正隆先生が、2007年に神田橋條治先生の許可を得てインターネット公開したもの。


リンク先の神田橋語録は、躁鬱という特定の病症に向けてのメッセージですが今回のタロットメッセージにも通じる内容に感じたので追記でシェアしました。


語録の中で神田橋先生が「こうしてみるといい」とすすめている気分屋的な軽やかでのびのびした在り方は、双子座の楽しい面ポジティブな特徴が想起されます。双子座は3番目の星座、3ハウスを管轄する星座。3という数は2の双極、対極の揺れをよい形で統合してクリエイティブな状態を実現するシンボルです。


黄道12宮の円環のなかで

双子座は射手座の真向かいに位置します。


121日には、射手座金星と双子座火星がぴったり真向かいになります。

(射手座18度、双子座18)


天体のダンスの中で自分の心が軽やかになるようなことを楽しめる時ですし、また、そのように楽しむと追い風が吹いてくる時期のように感じました。


長くなってしまいましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。


寒さにお気をつけて、どうぞよき晩秋と冬のはじまりをお過ごしください*


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