こんにちは。あんとす堂です。
みなさまお元気でいらっしゃいますか。
わたしの町では桜が開花していて
地面には見事な花びらの絨毯が広がっています。
雪柳はお庭の柵や斜面から優雅に垂れ下がり、
モッコウバラの蕾はちいさな緑色で粒揃い。
夕方の薄闇の中ではハナニラの群生が光っています。
ツバメはまだ見かけていません。
もう帰ってきているかな？
空は花冷えの曇り空、
その翌る日はのどかな晴天。
シーソーのように空模様が揺れている日々です。
みなさまのお住まいの地では
どのような春の訪れや気配を感じていらっしゃるでしょうか。
今月もタロットメッセージを引きました。
引いて文章を書いたのは四月一日、
ちょうど新月の日でした。
・どんな感じの一ヶ月になりそうか。
・その流れがより素敵になるためには？
今月はそんな「傾向と対策」を問いにして
カードを引いてみました。
一応「今月の」としていますが、
なにかのご縁で辿り着いて読んでくださっている方がいらしたら、読んだときがタイミングという感じでとらえてみてください。
＊
:::どんな感じの一ヶ月になりそうか:::
偏っていることは、
どうしたらバランスが整うのか。
不当なこと理不尽なことは、
どうしたらフェアな関係や状況になるのか。
大事なことを決めるときの
自分にとっての外せない基準は何か。
主観のぶつかり合うトラブルは
どうしたら解決するか。
ルーズだったり曖昧だったりすることが
どうしたら「きちんと」するか。
このような問いを抱えていたとしたら
明晰な判断が下され、答えが得られるときです。
それは相手にも自分にも厳しい姿勢で
客観的にもたらされる可能性もあります。
迷いを決断に変えることができるでしょう。
そのための判断材料や状況がもたらされます。
厳しい試験や法手続きを介して自分の主張や自分の進路などが正式に認められるような人もいるかもしれません。
理不尽な思いをしていた人は、
その不当な状況が正される流れです。
真正面から向き合って取り組む集中力にも恵まれるでしょう。
収支のバランスを回復させるために甘かったところを見直し、シビアな判断をしている可能性もあります。
きちんとした約束や契約を交わしたり、果たすような気配もありそうです。
本心や私情を脇に置き、粛々と職務を遂行するような場面があるかもしれませんが、それはあなたの真心や誠意の現れでもあります。
また、想念が現実化するような密度の濃いエネルギーを体験するかもしれません。
＊
:::その流れをより素敵にするためにどのようなことを大切にするとよいか::::
火の力とパワフルな男性性のエネルギーの
上手な扱い方がポイント。
興奮しすぎない
挑発に乗らない
挑戦していることを投げ出さない
燃え尽きない
やる気を出す
自分の人生への主導権と情熱を持つ
自分や誰かに横暴さがある場合はその状態を終わらせる工夫をする
自分のやる気が周りにもたらす影響を前向きに自覚する
etc.
＊
余談
今回、正義(正位置)とワンドのキング(逆位置)が出てきました。
正義のカードは、ギリシア神話の正義の女神テミス(またはローマ神話の正義の女神ユースティティア)や、エジプト神話で天国に入ってよい人と入ってはいけない人を判断、選別する神様アヌビスやマアトがモチーフになっていると言われています。正義の女神は裁判所に彫像が飾られていることが多いです。アヌビスやマアトのしている天国の門番的な仕事は、身近な例でいうと空港の入国審査の人のようなイメージですね。天国というと宗教的な感じが強いので、「自分の大事な聖域」と捉えてみてください。
ワンドのキングは、火のエレメントを司り、情熱的にエネルギッシュに自分の能力を発揮するリーダーの姿です。この人がいるだけで場の室内温度が上がるようなムードメーカー。士気を上げる力もあります。身近な例えでいうと松岡修造さんみたいな感じや、“生まれたての大統領”と表現することもあります。燃えているし現実をしっかり動かす力もある。
このカードを引いた日はちょうど牡羊座の新月でしたが、まさにそんなイメージも感じなくもないです。
真夜中の追記メモ
リーディングしながら「今回のこの正義は土星な感じ」で、「ワンドキングは火星な感じ」をビシビシ感じるけど実際どうなのか、ホロスコープの新月図を今確認したら、水瓶座火星土星がコンジャンクション間近でした。数日後には重なる流れ。
土星と火星の組み合わせでは、火星のパワーが土星によって弱まる傾向があります。もしくは火星のパワーが土星によって建設的に具現化する機会を得る可能性。どちら寄りに反映されるかや、程度には個人差があります。
今回の新月は、太陽月にキロンも重なっていて興味深いですね。水星も近い。太陽に象徴されるもの(表層意識/現世/未来/etc.)と月に象徴されるもの(無意識/前世/過去/etc.)とキロンに象徴されるもの(魂の傷と癒し)の3つの要素が刷新されるタイミングで、さらに変革をもたらす水瓶座火星土星のエネルギーが勢いを煽るような形で介入しているのでした。
＊
春分を過ぎて日ものび始めていますね。
太陽の光を受け取る植物たちの芽吹きの季節。
笑う木々や山々から元気をもらいながら、
みなさまどうぞよき四月をお過ごしください！
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