こんにちは。あんとす堂です。
12月になりましたね。
北の国では雪の日々でしょうか。
冬の空気の清澄さ、星のまたたきがひときわ冴える夜空の下、家々のランプの灯りやストーブの暖かさが愛しく家路につく季節ですね。
今年を振り返る間もなくあわただしく過ぎてしまいそうですが、タロットメッセージを引いてみました。
流れを調整したいとき、すこしでも何かのヒントになりました幸いです。
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言葉の力が
万物のなかに眠る約束を思い出させる
もっと広い世界を見ようとするとき
もっと遠くまで知ろうとするとき
あなたは心地よく慣れ親しんだ輪から
離れたような気がして心細いかもしれない
でもそれぞれが自分の山に向けて出発する頃合いだ
誰にも邪魔させてはならない
厳かな約束の力を借りて
あなたは自分の峻厳さを取り戻す
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ここから先はすこしマニアックな余談になります。
そして今日ちょうどJ.L.ボルへスの『詩という仕事について』という本のページを開いたら、ロバート・フロストの詩が目に飛び込んできて、このカードのイメージに重なるように思えたので、詩の一部をご紹介したいと思います。
The woods are lovely,dark,and deep,
But I have promises to keep,
And miles to go before I sleep,
And miles to go before I sleep.
森は美しく、暗く、深い。
しかし、私には果たすべき約束がある。
眠りに就く前に歩くべき道のりが、
眠りに就く前に歩くべき道のりが。
雪の降る夕方森に寄って
ロバート・フロスト(訳 鼓 直)
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なぜ「剣キング」の要素を大切にするとよいのか、理由や背景をあらわすカードは「ワンド3」でした。
「剣キング」の要素を大切にするとどうなるか、なりゆきをあらわすカードは「21.世界」の逆位置。
どういうことか?補足をもとめて引いたカードは「カップ3」逆位置でした。
【3】という数字が何度も出てきていることにお気づきでしょうか。「世界」のカードの21という数字も2+1=3です。
前回のタロットメッセージに登場した「カップ3」逆位置のカードもまた登場しています。
このように何度も同じ要素や同じカードを繰り返し出てくる場合、強調したいメッセージがあると捉えます。
まだまだ、カップ3(逆位置)のメッセージを実践すべきフェーズは先月から引き続いていて、そのためのステップを噛み砕いて示してくれているのが今回のタロットメッセージなのかもしれません。
【3】という数字を通してカードが伝えようとしていることに思い巡らせ、数秘術や古今東西の象徴に着目していく中で、次のような『老子』42章の言葉に出会いました。
無という道は有という一を生み出し、一は天地という二を生み出し、二は陰陽の気が加わって三を生み出し、三は万物を生み出す。万物は陰の気と陽の気を内に抱き持ち、それらの気を交流させることによって調和を保っている。
人々がなりたくない者は、孤児とか独り者、善くない者であるが、それなのに王公はそれを自称としている。だから、物ごとは減らせば増えることもあり、増やせば減ることもある。
『老子』蜂屋邦夫訳注 岩波文庫 p.202 第42章より
この老子の文章はちょっと不思議な言い回しですが、今回のタロットが伝えようとしていることとイメージが重なるような感じがしました。
減らせば増えるし、増やせば減る。
一陽来復の冬至にも通じる言葉ですが、「何かのバランスが崩れたように感じても怖がらないで。」ということでもあると思います。
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長々と書いてしまいましたが、お読みくださりありがとうございました。
みなさま、どうぞよき冬至を、よき年末年始をお過ごしくださいね*
Anthosdo
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