October 2019 : 強くて丈夫なだけが自立じゃない

こんにちは。あんとす堂です。

イギリスの旅から戻り、お店でyukaneさんの素晴らしい個展、脅威的な台風、週末パン販売や魔女本フェアなど...濃密な時が流れて、気がつけば10月もあとわずかになりました。

みなさま、どんな10月をお過ごしでしたか。

わたしは今、金木犀の香りが町中に漂っていることが嬉しくてたまらず、大好きな秋を生きている実感を噛みしめています。じつは今年は旅に出ている間に金木犀が咲いて散ってしまったのかもしれないと思い、内心がっかりしていたのです。なので、今まさに咲いていてくれていることが尚更ありがたくてたまらない気持ちになっています。

と、ついつい前置きが長くなりました。

10月後半のタロットメッセージを
10月16日の夜に引き、10月23日の夜に文章にしました。

どんな流れの中にいるか、ご自身の状況に重ねて読んでみてくださいね。

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10月のタロットメッセージ
『10月後半、どんなことを大切にして過ごすと良いですか。
それはなぜですか。
そのことを大切にするために、どんなことをすると良いですか。』

1枚目: 剣の女王 (逆位置)
2枚目: 審判 (正位置)
3枚目: カップ5(正位置)

どんなことを大切にして過ごすとよいかを示す場所に、「剣の女王」のカードが逆位置で出ました。(絵柄をみやすくするために、正位置の写真を貼っています)



この女王様は、ピシッとした隙なきクール&ビターなカッコいい雰囲気。彼女が手にした剣は決断力、分析力に優れた知性、一貫したポリシーなどを表しており、「自分の身は自分で守りますから。」という強さや自立した状態、孤高の雰囲気も漂う女性像です。同時に、感情をあらわすのが不器用で、甘え下手でもあり、意固地になってしまう部分もあって、そのことに自分でも気づいているけれど、だからといってどうしようもないと感じている雰囲気。

このカードが逆位置で出ているときは、「そんなあれこれが行き過ぎないように、調整が必要なときだよ」と教えてくれています。

ここのところ、「とにかくしっかりがんばろう」と気丈に頑張り通した日々が特に続いていませんでしたか?それは、避けようのないことで、気を張ってやってのける必要があったことだったことでしょう。そしてどうにか乗り切ったな、というのが今の時期なんじゃないかと思います。これを読んでいるみなさま全員、各自の持ち場で、各自の局面で、本当によく頑張ったと思います。



そんな今に必要なことは、消耗した気力、体力、お金、時間などをきちんと自覚して、消耗したなーと自覚しているところを周りに隠さないでそのまま出すこと。頑張った部分を当たり前と思われたり、あるいはいつもしっかりしていることを求められている感じだとしたら、「かなりエネルギー使ったよ。このエネルギーの使い方は普通なことじゃないし、使ったあとは消耗するよ。」とまずは自分に言い聞かせてくださいね。

人間関係の問題として読む場合は、「あなたがいなくても平気なのよ。だってわたしは自立した女性(男性)だから。」というフリをせずに、「あなたを失ったら寂しいし落ち込む。たとえわたしが自立した女性(男性)であっても。」という、しょぼんとした素直な気持ちを隠さないこと。



この10月後半は、そうしたプロセスを経て、回復する必要があるみたいなのです。

周りの(自分の)求める、周りの(自分の)思っている「いつもの自分」にならなくても大丈夫。そこに縛られなくて大丈夫。

あなたが全力で駆け抜けた9月10月。
そのエネルギーに心からの敬意を!

そして、ゆっくり回復させながら、素敵な晩秋をお過ごしください。


後記(2019.10.23にTwitterにかいたもの)
台風だったり、晴れ舞台があったり、初出勤の日々だったり、手術を受けたり、ご家族が入院したり・・・とにかくしっかりしなくてはっていう状況や、大事なことのためにひと肌脱ぐみたいな状況の方も、見聞きした現実に多い雰囲気だったので、今回出たカードを見てそうした方々のことを思い出したりしました。

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