September 2019 :天球の音楽を聴くには


こんばんは。あんとす堂です。
そちらの夜空はいかがでしょうか。
(時差があるとしたら朝か昼の空ですね)

今夜はわたしの町に嵐がやってくるんだそうですが、夜の九時をすぎた今もまだとても静かで、山奥の湖のように静かで、こんな夜にこそ、同じ舟に乗っている人にむけて、わたしたちの湖面に映ったものについての印象をあれやこれや、囲炉裏を囲みながら語るように書くのがよいし、読むのがよいだろうと思わされます。そんな静けさです。もうすぐ雨が本格的に降ってくるかな。どうか万事において無事の台風でありますように。

さて、いつもあんとす堂のTwitterやブログをご覧くださるみなさまに感謝をこめて
「今月、どんなことを大切にして過ごすとよいか」messageとなるカードを引きました。

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今月のTarot Message

「運命の輪」(逆位置) *画像はアップロードが重かったので後日アップします。

「時を待つこと」「流れが整うのを待つ」「大宇宙のリズムに同期する」「間合いを読む」が今月のキーワードなのですが、これらには辛抱して待つような重たさは微塵もなくて、ふわっと軽やかで、ティッシュ一枚のようなエアリーな感じです。

たとえば、ミュージシャンが道端のジャズセッションに即興参加するとき、その場に流れている曲調やリズムを聞き取っている感じの軽やかさってこんな感じなんじゃないかしら。

自分の今(Now)について
自分の居る此処(Here)について

《できるだけ多角的に、重層的に》捉えようと
感覚をふわーっと一枚のティッシュのように広げたとき、
「天球の音楽」の気配が掴みやすくなってきます。

たった三つの色のドットの無意味な羅列が、
離れてみたら見事に図像を描いているのを知るかのように。

ある点と点が像を結び、
自分の位相を浮かび上がらせていきます。

少しずつ、そのためのパーツが揃ってきています。

今あるように感じるパーツだけで理解しようとしないでください。

まだ伏線が何個かあります。

自分の今がどんな今で
自分の此処がどんな地点なのか。

ゆっくり像が結ばれてゆき、
それは希望という名の星座として、
あなたが自分の人生を愛するための御守りとなるでしょう。


天球の音楽とは
“「天球」とは天体がその上を運行すると考えられた地球を中心とする球体のこと。古代ギリシャより、天体の運行が音を発し、宇宙全体が和声を奏でているという発想があり、これが「天球の音楽」と呼ばれた。その響きはきわめて大きいが、つねに鳴り続けているため人間の耳には気づかれないとされる。こうした発想の根底には宇宙が数の原理に基づき、音楽はこの原理を体現するという西洋の伝統的思想がある。天球の音楽を着想したのはピタゴラスとされる。プラトン、プトレマイオス、アウグスティヌス、ボエティウスら、多くの思想家がこの発想を受け継いだ。”
https://artscape.jp/artword/index.php/%E5%A4%A9%E7%90%83%E3%81%AE%E9%9F%B3%E6%A5%BD 「artscape」より


どうぞ素敵な9月をお過ごしください!

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