こんにちは。あんとす堂です。
4月のタロットメッセージ、すっかり出遅れてしまいました・・・!
目にうつるすべての緑がうつくしい季節になりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
3月末から4月のはじめあたりは冬に逆戻りしたような寒さでしたね。
お体に変調をきたした方もいらっしゃるかと思います。
どうぞご自愛くださいね。
桜の満開の季節になっても蕾をつけた状態の木も多く
いつもの春よりも桜がゆっくり咲いてくれたように思います。
今月のタロットメッセージは
月はじめに引いておいたカードを「4月のメッセージ*その1」として、
今日(4月18日)に引いたカードを「4月のメッセージ*その2」として、
両方ご紹介したいと思います。
------------------------------------------------
4月のメッセージ*その1:引いた日:2019年4月1日
1:今月、どんなことを大切にして過ごすとよいですか。
2:そうするとどんな感じになりますか。
あたらしいことをはじめたり、自発的なクリエイションを象徴する
「魔術師」のカードが正位置で出ました。
4月を新年度とする日本の人にとっては、
まさにそんなムードにあふれた時期ですよね。
あまりに「そのまま」すぎて、わざわざ書かなくてもいいのでは・・・という思いにつまされましたが、逆に言えば、そんな時期でわかりきっているはずなのに「わざわざ」出てきてくれたとも言えるわけで・・・
魔術師のカードに象徴される「あたらしい一歩を踏むこと」「自発的に行うこと」「0から1を生み出すようなクリエイション」「意志の達成」「しゃべる、書く、足を運ぶ」「言葉を巧みに用いる」「手先を巧みに用いてなにかを作る」「颯爽とアピールをする」「新鮮さ、流行」「新人」・・・といった要素をあえて重視してみてほしいのだと思います。
仲良くなりたい人に話しかけてみる。
自分の得意なことを自発的に行う。
新しいこと、新しい人を受け入れる。
そんな風に「魔術師」のエネルギーを使ってみるのもよいですし、
そんな溌剌としたことをする元気や気力がなくてしんどい・・・という人は
もっともっと簡単なことで大丈夫。
「今日だけはこの炊飯器に名前をつけてみようか。うーん、どんな名前がいいか。
よし・・・○○に決めた。今日だけはこの炊飯器をその名前で呼んでみるぞ。」
「いつも何気なくかけていたオムライスのケチャップだけど、
そうだな、ケチャップで顔を描いてみようか。どんな顔にしようかなあ。」
といった、冗談めいたささやかなクリエイションでも構いません。
なんだかくだらないように思えてもこれも立派に 「 アイデアをあれこれ練って、出して、実行してみる」のエネルギーなのです。
そしてなにより「魔術師」と名付けられたカードですから
「じぶんは魔法使いなんだ 」と「魔法」と「魔法を使える自分」を信じることも
この4月はとても大切なことなのかもしれません。
季節がめぐり、きびしい冬のあとにまばゆい春がきて・・・
自然の再生の力、花が咲く力、太陽が輝く力。
これはいったいなんだろう。
バーネットの『秘密の花園』では少年コリンが自然界のあらゆるものにやどる魔法に目をみはり、
「魔法」と「魔法を使える自分」を確信した瞬間が物語のクライマックスになっています。
タロットのメッセージのヒントになるかもしれないと思い、 すこし長くなりますが
『秘密の花園』作品中のコリンの高揚感に満ちた言葉を引用します。
----
「メアリがこの庭を見つけたとき、なにもかも枯れたように見えたという」
(略)
「そのうちに何かの力が働いて、地面の下からいろいろなものが伸びはじめ、何もなかったところにいろいろなものが育ちはじめた。昨日まで、影も形もなかったものが、きょう見ると、そこにある。ぼくはこれまでそういうものを何も見たことがなかったから、非常に好奇心がわいた。科学的な人間はいつも好奇心を持っているものだし、ぼくは科学的な人間になりたいと思っている。(略)ここには何かある。何もないはずがない!ぼくはその名前を知らないから、魔法と呼ぶことにした。(略)魔法はいつも押したり引いたりして、なにもないところからいろいろなものを作り出す。すべてのものは魔法の力で生まれたんだ。葉っぱも、木も、花も、鳥も、アナグマも、キツネも、リスも、人間も。だから、魔法はぼくらのまわりのあらゆるところに存在するにちがいない。この庭にも。あらゆる場所に。この庭に満ちている魔法がぼくを立ちあがらせ、この先もずっと生きられると教えてくれた。ぼくは魔法の力を自分の中に取りこんで、その力で自分を押したり引いたりして強くしていく、という実験をおこなってみようと思う。(略)この前、ぼくが初めて立ちあがろうとしたとき、メアリはずっと、すごい早口で『きっとできる!できるはず!』って唱えててくれたんだ。それで、ほんとうにできた。もちろん、ぼく自身もがんばったわけだけど、メアリの魔法も助けになったーーそれに、ディコンの魔法も。(略)」
「太陽が輝く、太陽が輝くーーそれは魔法。花が育つ、根が動くーーそれは魔法。生きているーーそれは魔法。強くなるーーそれは魔法。魔法はぼくの中にある、魔法はぼくの中にあるーーぼくの中にある、ぼくの中にある。魔法はぼくらの中にある。(略)」
-------
そして、そうしたことに取り組んでみるとどうなるか。
「ワンド4」に正位置のカードがでました。
のどかな草原でほっこりと友達同士のふたりが棒を楽しげに立てています。
なんと牧歌的な光景でしょう。
ワンドは火のエレメントの象徴。
4は数秘術では安定性、具現化、保持されるものをあらわします。
火は火でも、制御できないほどの激しい火ではなく
かまどの火のようにおだやかで安定した火です。
秘密の花園を引用したあとでは、
このカードが「秘密の花園の主人公たちーエミリとコリン、ディコン」たちに見えますね。
思い切ってやってみる、はじめてみる。
0を1にする。そうできると心から信じて。
そうすると、関係性や場の空気がとても和やかでリラックスしたムードになってゆくでしょう。
もしかしたらそれはあなたが望んでいたことかもしれません。
春のざわざわした感じがしんどい方も、ちいさなクリエイションをしてみることで気持ちやコンディションがなだらかになるのではないでしょうか。
-----
以上が、4月1日に引いた「4月のメッセージ」です。
みなさまの4月はこのメッセージと照らし合わせてみるとどんな感じでしょうか。
続いて次の記事では
4月18日に引いた「4月のメッセージ*その2」をお届けいたします。
どうぞお楽しみに!
コメント
コメントを投稿